実行委員長挨拶

第55回LET全国研究大会へようこそ!

外国語教育メティア学会 (LET) 第55回 (2015年度) 全国研究大会実行委員長
同志社女子大学 若本 夏美

 本年8月4日から6日までの3日間の会期で、大阪・千里ライフサイエンスセンターを会場に第55回LET全国研究大会が開催されます。 
 大会テーマ「外国語教育の最前線:リサーチと実践の出あうところ」に象徴されますように、まさに外国語教育の最先端の研究・実践に触れる機会としたいと考えています。基調講演には世界的に著名な3名の研究者をお招きしています。 Xuesong Gao博士(香港大学)には“Promoting Intercultural Understanding in Classrooms: Making a Case for Japanese Language Learners in China”、Alison Mackey博士(ジョージタウン大学)には“Second Language Interaction: How Research Can Inform Instructional Practice”、Neomy Storch博士(メルボルン大学)には“Collaborative Writing in Face-to-face and Computer Mediated Modes: Students’ Interactions and Pedagogical Implications”と題してレクチャーをしていただく予定です。
 また、全国研究大会の更なる発展を模索する意味で、本大会ではいくつかの新しい取り組みを試みます。まず会場に関しては、従来の大学施設ではなく一般施設を利用します。千里ライフサイエンスセンターは、大阪都心はもとより伊丹空港、新大阪駅からもアクセスのよい快適な立地にあります。懇親会も隣接のホテルで開催されます。また研究発表募集も従来の2月だけでなく、2回に分けて4月にも(採択予定件数は少ない予定ですが)行います。これは新年度 (2015年度)に新たに会員になられた皆様にもその機会が得られるよう試行されるものです。一方、昨年第54回全国研究大会で導入された事前申し込み制度は、その趣旨を更に一歩進める意味で発表要項集の事前申し込みを付け加えます。このような試みを通してより広範囲な場所からより多くの会員の皆様に快適にご参加頂き、外国語教育・学習について活発な議論が展開されることを願っております。
 いよいよ第一次研究発表募集も開始されます。多数の応募をして頂けますよう願ってやみません。本年8月に大阪・千里でお会いできることを楽しみにしております。