- 発表ID: OP-19
- 氏名: 坂東 貴夫(名古屋大学大学院)・梁 志鋭(名古屋大学大学院)・草薙 邦広(名古屋大学大学院)・福田 純也(名古屋大学大学院)・杉浦 正利(名古屋大学)
- 発表タイトル: 視線計測装置を用いた暗示的文法知識の習得困難性の測定―処理の「即時性」に着目して― (Measuring Learning Difficulty of Implicit Grammatical Knowledge Using Eye-tracking: with focus on real-time processing)
- 発表言語: 日本語
- 発表要約: Ellis (2009)などで行われている文法項目の習得困難性の研究は、時間制限を設けることにより明示的知識の使用を抑え暗示的知識を使うという実験条件を設定しているが、実験文全体を読む時間を制限することで、焦点となる文法項目のある個所でほんとうに暗示的知識が使われたかどうかは不明である。本研究では文法性判断課題を視線計測装置で観察することにより、対象領域において暗示的知識の特徴である即時的反応が起きていること示す観察データを得られた。Ellisが暗示的知識を観察できると主張している項目の中には不適切な項目があることも明らかになった。